子連れでクルージング♪ 子どもと船上を快適に過ごすための5つの心得え

クルージングを楽しむ子ども
おでかけ

子どもは乗り物に興味津々。わが家の4歳娘も乗り物が大好きです。自転車、車、電車……街にはいろんな乗り物がありますが、船は海辺などの水がある場所でしか乗れません。乗り物好きのお子さまがいらっしゃるなら、クルージングに挑戦してみては? 今回は、子連れで船上を快適に過ごすポイントをご紹介します。

① 時間に余裕をもって船乗り場へ

港で待つ女の子

参加するプランによっては座席が指定されていることがありますが、自由席の場合は自分で席を選びます。人気の座席は眺めがよく海風を感じられるエリア。そのほか、子どもが座りやすい席やベビーカーを持ち込みやすいスペース、飲食可能エリアなど、希望の座席があるなら出航時刻よりも早めに乗り場に向かいましょう。

でも、自由席の場合は希望の座席を取れなくてもガッカリすることはありません。クルージングでは、同じ座席に最後まで留まる人は少ないからです。いろんな座席からの景色を楽しむために乗客は移動するので、希望の席が空いたら座りましょう。子どもは同じ場所に留まるのが苦手なことがあるので、指定席よりも自由席のほうが気楽かもしれません。

② トイレの性能に差がある。オムツ替えスペースなどは要確認

赤ちゃんを抱えて座る女性

多くの船にトイレの設備が整っていますが、一般のトイレより性能が劣る場合があります。可能な限り乗船前にトイレやオムツ交換を済ませておくと安心です。とくに小型船の場合は、オムツ替えのスペースがない可能性もあります。トイレが狭い船だと親子で一緒に入るのが難しいかもしれません。長時間乗船するプランの場合は事前に確認しておきましょう。

③ 飲食物の持ち込みが不可の船もある

船と海

船によっては飲食物の持ち込みが制限される場合があります。でも、ディナーやランチなどの料理を船上で楽しめるプランのほか、船内に飲食店があったり軽食が販売されていたりすることも。そんなときは、船上ならではの非日常な空間で料理をお楽しみください。

もし、軽食の販売所や自動販売機がない船に乗るなら自分で準備。こまめに水分補給したいとき、子どもが「お腹すいた~」とぐずったときの対策があれば焦ることなく快適に過ごせます。離乳食の持ち込みなどの詳細は船に問い合わせましょう。

④ 海風が強いため服装に気をつけて

クルージングを楽しむ女の子

海風は想像以上に強いので、帽子などが飛んでいかないように注意が必要です。子どもがおもちゃを海に落とすと大変なので、おもちゃは鞄の中へ。服装はスカートよりズボンのほうが安心かもしれません。

冬の場合は、冷たい海風に備えて防寒対策をしっかりと。ニット帽は風に飛ばされづらくておすすめです。船からの落下はとても危険なので、子どもが身を乗り出すことがないように安全管理も忘れずに。

⑤ 乗り物酔いが心配なら対策を!

聴診器、薬、注射

子どもの船酔いが心配かもしれませんが、3歳未満が飲める酔い止めの市販薬はありません。3歳未満の子どもは、そもそも乗り物酔いが起こりにくいと考えられているんです。3歳未満でも3歳以上であっても、子どもが初めて船に乗るなら短時間のクルージングから挑戦すると負担が少ないでしょう。

もし長時間乗る場合でも、一般的に大型船は振動や揺れが少なく船酔いしづらいといわれています。乗船前の飲食を控える可能な範囲で船内を歩いて体を動かすなども乗り物酔い対策になります。体質と相談しながら船上の時間をお楽しみくださいね。

子どもの好奇心をくすぐる工夫があると◎

クルージングでカモメのエサやり体験

大人は遠くの景色を眺めているだけで心地よく過ごせますが、子どもは似たような景色が続くと飽きてしまうことがあります。船で退屈しないように、短時間のプランにしたり、船からカモメのエサやり体験ができたり、社会見学のように解説アナウンス付きのプランにしたり。プランの内容を子どもの興味に合わせると面白いですよ。

わたしは子ども向けにカモメのエサやりに挑戦したことがありますが、娘以上に私が童心にかえって楽しみました(笑) 子ども向けに選んだプランでも、意外と大人も満喫できるかもしれません。子どもだけでなく大人も一緒に盛り上がれば、きっと子どもの心にも残るはずです。海辺に訪れるときは、ぜひ船の情報をチェックしてみてくださいね。


南條 ゆみ

大阪出身、東京在住。事務職を経てフリーランスライターの活動開始。食や健康の記事を担当するなかで、体にやさしい暮らしについて模索を始める。自身の体調不良と向き...

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