平熱35度台の人は要注意!? 低体温体質の5つのデメリット
少女漫画でよくあるシーン。寒い冬、男の子が女の子の冷たくなった手を握って自分のポケットで温めてあげる。私は、こういう場面に胸がときめくタイプの女でした。ですが、低体温について調べていくと、そんな可愛い問題ではないと愕然としました。少女漫画のヒロインたち、将来体調不良になるかも……。今回は、低体温体質のデメリットをお伝えします。
①免疫力が低下、体調を崩しやすくなる
人間の健康的な体温は36.5~37度という説があります。もし体温が下がると、基礎代謝が10%ダウンするといわれており、老廃物が蓄積されやすくなり肥満に繋がります。さらに、ウイルスや異物に対する防御力が衰えるので、風邪やインフルエンザにかかりやすくなるそうです。アレルギーにもなりやすくなり心配が増えます。
②がんに罹患する確率が上がる
日本人の2人に1人ががんに罹患するといわれる現在。平熱が35度台の人は要注意です。なんと、がん細胞が一番発育しやすい温度が約35.5度なんだとか。低体温の人の体は、がん細胞にとって居心地のいい環境なのです。
③血行が悪くなる
血行が悪いと体の隅々まで栄養が行き届かなくなります。その影響は肌にも表れ、肌の調子が悪くなることも。健康面だけでなく、美容面でも体温をキープするのが大切といえそうです。
④女性なら生理痛も心配
生理痛の大きな原因が冷えといわれています。子宮が収縮運動することで経血が排泄されるのが生理。温かい子宮ならスムーズにサラサラと経血を排泄できますが、冷えていると子宮が固くなる。強い収縮運動をしないと経血を排泄できなくなり痛みが生じるそうです。生理痛が重い人は体温をチェックしてみてくださいね。
⑤低体温の女児は将来不妊になる!?
最近では、新生児の低体温化が問題になっています。昔は木造住宅で冷暖房がなかったので汗をたくさんかけましたが、最近はどこでも冷暖房完備。新生児の汗腺が発達しないそうです。汗のかけない女の子が増え、低体温になり生理痛で苦労する。その結果、将来不妊になる可能性も否定できません。妊活は生まれたときから始まっているのかもしれません。
生活習慣を見直してポカポカの体を
最近は平熱が35度台の人も多いですが、ひと昔前は人の体温はもう少し高かった。生活習慣、食生活などの変化でどんどん低体温化が進んでいます。低体温を改善するには、食生活を見直す、運動量を増やす、入浴する、着る服を選ぶなどいろんな方法があります。
健やかで美しく暮らすためには、適度な体温が欠かせません。体温を上げるだけで、風邪をひきにくくなるし、がんも予防できるし、生理痛も緩和されるし良いことづくめ。できることから実践してポカポカの体で過ごしませんか?