コレで間違えない【ワセリン】の選び方~純度と容器に着目してお気に入りのワセリンを見つけよう~

わたしは脱保湿やシンプルスキンケアを実践するようになって以来、化粧水も乳液も使っていません。そのかわり、ワセリンを常備するようになりました。
脱保湿実践者のなかには「ワセリン」を愛用している人は多い。それだけ、ワセリンは肌想いの保湿剤と言えるのではないでしょうか? 今回は、ワセリンの選び方についてお伝えします。
①純度:スキンケアに使用するなら「白色ワセリン」が基本
どのワセリンを選ぶか迷ったら「日本薬局方の白色ワセリン」を探してみてください。日本薬局方の白色ワセリンには、添加物が入っていないためシンプルと言えます。
「黄色ワセリン」よりも「白色ワセリン」のほうが精製度が高く、酸化しにくいそうです。「黄色ワセリン」は低価格ではありますが、敏感肌さんや赤ちゃんの肌には負担になることもあるのでご注意くださいね。
「白色ワセリン」よりも純度が高いものもあります。「プロペト」や「サンホワイト」です。「プロペト」は、目の近くなどデリケートな部位の使用に選ばれています。このなかで一番純度が高いのが「サンホワイト」。「白色ワセリン」は肌に合わないけど「サンホワイト」なら……という人もいらっしゃいます。
②無添加:成分をチェックしてワセリン100%を選ぶ
ワセリンのなかには、香料や着色料や防腐剤を含む商品もあります。「無香料、無着色、パラベン(防腐剤)フリー」と書いていても化学物質が添加されているワセリンがあります。
よく見かけるこちらの商品は「防腐剤無添加・無着色・無香料・無香料」と書いていますが、「酢酸トコフェロール」などが添加されています。ワセリンだけのシンプルな商品を求めるなら、成分もチェックしてくださいね。
③容 器:チューブタイプならワセリンの衛生を保ちやすい
大容量サイズのワセリンはコストが安いですが、そのまま指で直接すくうなら選ばないほうが良さそうです。指で触れるたびに雑菌が入ってしまうからです。清潔に使いたいなら、匙ですくうようにしてくださいね。
匙を使うのが面倒な場合は、チューブタイプがおすすめです。必要な量だけ取り出すことができます。商品数は少ないですがプッシュタイプもあるようです。わたしが愛用しているのはチューブタイプ。片手で開けられるキャップを選んでいます。継続して使うためには、使いやすさも大切なポイント。キャップを回さないと開けられないのは面倒なのです。
持ち運び用の小さなワセリンは、カバンの中で漏れたら大変なので、しっかりキャップが閉まるものを選んでいます。使用目的、頻度によって容器を使い分けると便利です。
④価 格:高価なワセリンだと経済的な負担になる
「黄色ワセリン」「白色ワセリン」「プロペト」「サンホワイト」は純度が高ければ高いほど価格が高いです。つまり、一番安価なのが「黄色ワセリン」で一番高価なのが「サンホワイト」です。
「白色ワセリン」を使って肌に異変があったり、デリケートな部分に使いたかったり……いろんな理由で高純度のワセリンが必要な場合があります。しかし、高価なワセリンを使い続けると経済的に苦しくなるかもしれません。高価なワセリンにはそれだけの価値がありますが、大切なのは自分との相性。使い心地を試し、使い続けることができるワセリンを選ぶことをおすすめします。
⑤入手経路:手に入りやすいワセリンなら継続簡単
いろんなワセリン商品がありますが、入手が難しいと使い続けることは困難です。メーカーに直接注文しても、自宅に届くまで時間がかかりすぎるワセリン、近所で売られているのを見たことがないワセリン、特定のショップでないと入手できない。そんな状況では、必要なときにワセリンが手に入りません。
肌トラブルが起きたとき、簡単に入手できるワセリンのほうが重宝します。ワセリンをストックしておくか、ワセリンを気軽に入手できる環境にするか。ワセリンの品質以外の部分もチェックしてくださいね。
いろんなワセリンを試してお気に入りを見つけて
「黄色ワセリン」「白色ワセリン」「プロペト」「サンホワイト」……いろんな商品があります。一途にひとつの商品を使い続けるのではなく、視野を広げてワセリンを選んでほしいと思います。肌に合わないときは無理をせず使用中止することです。
また、肌への負担が少ないと考えられているワセリンも無害ではありません。人体にとって異物です。シンプルスキンケアを目指すなら、ワセリンの過剰利用にご注意くださいね。必要なときに、必要な量のワセリンを使って肌をケアしましょう♪