あなたは大丈夫? 年齢や体質…経皮毒の影響を受けやすい人には特徴がある!?
体に吸収される経路のひとつが皮膚から取り込まれる「経皮吸収」。皮膚から吸収される体に良くないものを「経皮毒」と呼ばれています。
経皮吸収は肝臓を経由することが少ないため、毒性が残りやすいことが問題視されています。今回は、経皮毒の影響を受けやすい人の特徴を説明します。
① 成人よりも「子ども」のほうが経皮吸収率が高い
経皮吸収は、年齢によって差があるそうです。有機化合物のステロイドで吸収率を調べてみたところ、成人よりも子どもの吸収率が高かったといいます。
子育て中のご家庭は、経皮毒への注意を払う必要があるでしょう。経皮毒は蓄積しやすいといわれており、子どもの頃から配慮することが重要になりそうです。
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② 「赤ちゃん」は皮膚のバリア機能が低いため経皮毒に要注意
赤ちゃん(とくに新生児)の皮膚は薄い。角質層が未発達なので、皮膚のバリアの機能が十分に発揮できません。その結果、有害化学物質の吸収率も高くなってしまうのです。
臓器も未発達なため、解毒や排毒も難しそう。赤ちゃんのための育児グッズは安全性が高いものを選びましょう。風呂の湯、オムツ、哺乳瓶の材質……ひとつひとつ注意深く選びましょう。
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③ 「妊婦」が受けた経皮毒の影響は「胎児」にも及ぶ
経皮毒は子どもに受け継がれる「経世代毒性物質」とも聞きます。親の毒が子や孫、曾孫……世代を超えて受け継がれてしまうということです。
妊娠中に取り込んでしまった経皮毒は、母親だけでなく胎児にも影響を与えるそうです。しかも、胎児のほうが高濃度の経皮毒を受けるという情報もあります。
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④ 「高齢者」の吸収率は子どもとお同じくらい?
子どもや妊婦だけの問題ではありません。子育てを終えても、自分が年を重ねると経皮毒の影響が高まります。高齢者の吸収率は子どもに近いそうです。有害化学物質の透過性が高く、経皮毒の影響を受けやすくなります。
あらゆる不調の原因に経皮毒蓄積が関与している!?
子どもの学習障害、多動症、自閉症、適応障害などの原因のひとつに経皮毒が考えられています。そのほか、経皮毒は免疫力を弱めるため、あらゆる病気に繋がっているともいえます。皮膚の炎症やアトピー性皮膚炎、花粉症気管支喘息など、アレルギー性疾患の原因とも。
少量の経皮毒では中毒症状は出ませんが、毎日経皮毒を吸収していれば体内に蓄積してしまいます。生まれてくる次世代の子どもたちにも経皮毒が伝わってしまうため、子育て中は経皮毒の配慮が重要になりそうです。
経皮吸収率が高い体の部位は要注意!
手のひらや足の裏の角質層は約0.4~0.6mm、顔は約0.1mmといったように、体の部位によって角質層の厚さは異なります。さらに粘膜質の部分は皮膚のバリア機能が弱いため、吸収率が高いそうです。
そのほか、二の腕の内側の吸収率を1とすると、かかと:0.14倍、手のひら:0.83倍、頭皮:3.5倍、脇の下:3.6倍、額:6倍、頬:13倍、あご:13倍、背中:17倍、性器(陰嚢):42倍とされています。経皮吸収率が高い体の部位はとくに注意して、皮膚に触れるものを選んでくださいね。