【体験談】ヒヤっと“小児”だから起こりうる小児弱視治療中のトラブル

クルージングを楽しむ女の子
やさしい暮らし

娘の小児弱視治療は3歳から始まりました。私自身は視力に問題なく、目の治療について無知の状態からの治療スタート。慣れない視力検査から、アイパッチを使ったトレーニングなど親子で乗り越えてきました。今回は、小児弱視治療中に起こったトラブルをご紹介。小児弱視治療に不安がある人にも、知っているだけで対策ができるはず。少しでも心が軽くなりますように。
※現在も治療中! トラブルは随時追加予定です。

トラブル① アイパッチ治療による蒸れ

小児弱視の治療にアイパッチトレーニング

目を覆うトレーニングで使うアイパッチ。体温が高い子どもは暑がりです。とくに夏は汗をかくため、アイパッチを貼ると不快感が増すようです。涼しい室内でアイパッチトレーニングをしていても、娘から「暑いから外したい」と言われたことが多々あります。親心としては、汗疹が心配だけど視力UPのためにもトレーニングを続けたいところ。

医師には正直に伝えるようにしていました。「暑いから外したがる」「外遊びの時間が多くて毎日のトレーニングが負担」などなど。症状や体質は人によって異なるので、あくまで娘の体験ベースではありますが……。嫌がるトレーニングを押しつけすぎると、トレーニングを嫌いになってしまう心配もあるので、気になる方は医師に相談してみてくださいね。

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トラブル② 転倒による怪我、メガネの破損

目元の怪我

娘は転倒してメガネのフレームの形に痣(あざ)を作ったことがあります。幸い打撲程度で済みましたが、鼻血も出てヒヤっとした出来事でした。このときに少しレンズにも傷がつきました。小児弱視用の眼鏡は思いのほか金額が高いので、お財布も心配……。

眼科の医師に相談したら「問題なし」とのことで安心しました。痣は1週間ほどで落ち着き、痕も残りませんでした。レンズの傷もほとんど分からない程度なので、修理等も不要だったのは不幸中の幸い。子どもの動きは予測できない場面が多いですが、できる範囲で注意して過ごしたいものです。

トラブル③ 目薬の副作用による不快感

小児弱視・矯正用眼鏡をかける女の子

1年に1回、正確な視力を測定するために使用する点眼薬「サイプレジン」。目の筋肉の緊張を取り除くような効果があるようですが、モノがぼやけて見えるなど副作用がある薬です。点眼時に沁みるらしく、子どもは抵抗します。自宅で点眼してから眼科医院に移動しますが、薬が足りていないと医院でも点眼されます。抵抗する子どもに点眼するのは本当に心苦しい。医院でも泣いている子をよく見かけます。

治療開始当初3歳の頃は自己主張が少なかったですが、5歳の頃には「クラクラする」などハッキリと症状を訴えてくれるようになりました。正確な視力を測るために避けられない目薬ではありますが、親としては最悪の結果を想像してしまいます。副作用で後遺症は残らないか、視力が低下しないか……。副作用は数日で感じなくなると説明される通り、娘の副作用も2、3日で落ち着くことが多く、そのたびに胸をなで下ろしています。

トラブル④ 眼鏡がないと「変な顔」だね

海辺ピクニックでお菓子を食べる親子

幼稚園のお友達に「眼鏡を外してみて」と言われた娘は、眼鏡の外したそうです。すると……そのお友達に「眼鏡がないと変な顔だね」と言われたそうです。親として悲しくて悔しい気持ちになりました。娘は眼鏡の有無関係なく可愛い! そんなこと言ってくる子のほうが心が不細工だと。。お友達に悪気がないと分かっていても不愉快でした。

娘はわたし以上に悲しかったに違いありません。「眼鏡は〇〇ちゃんのお守り」と言って、幼稚園に行くときは欠かさず眼鏡をかけていきます。これから成長するにつれ、お友達との関りが影響するんだろうなと今から心配しています。娘が笑顔でいてくれること、それが私の願いです。

小児弱視は親子二人三脚で乗り越える

正直言えば、トラブルのない穏やかな日常を送りたい。でも、起きてしまったことは仕方がない。トラブルを娘と向き合うきっかけにして、親子で乗り越えています。小児弱視の治療にも慣れて当たり前になりつつありますが、ときには立ち止まって娘の声に耳を傾けることも必要かなと。

成長するにつれ、子どもも複雑な感情を抱くようになります。眼鏡をかけていることでイヤな思いをすることもある。母であるわたし以上に、治療を受けている本人のほうが不安が大きいに決まっています。できるだけ寄り添って味方でいたい。新たな小児弱視トラブルにぶつかったら、ここに追記していきます。個人差はあると思いますが、ご興味があったらまたご覧くださいね。

南條 ゆみ

大阪出身、東京在住。事務職を経てフリーランスライターの活動開始。食や健康の記事を担当するなかで、体にやさしい暮らしについて模索を始める。自身の体調不良と向き...

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