未就学児でも楽しめる♪ 親子クッキングに便利な調理器具5選

親子クッキングでスムージーづくり
やさしい暮らし

わたしは「生きる力」を育みたいという想いで娘と料理する機会をつくっています。親子クッキングを始めたのは娘が1歳10カ月の頃。娘が大きくなったとき、自分の体質や体調に合わせて食べるものを選んだり、大切な人のために料理をできるようになったらいいな。そんな願いを込めて親子クッキングをしています。とはいえ、料理には危険な場面があります。未就学の幼い娘と楽しく料理をするために、試行錯誤を繰り返しました。今回は、家族で長く使えるというポイントに焦点を当てて、子どもの「やりたい!」気持ちを応援する便利な調理器具を5つ紹介します。

①ミキサー

親子クッキングでミキサーを使ってスムージーを作っている様子

ミキサーは、食材を攪拌する調理器具です。スムージーやポタージュを作るのに役立ちます。ハンドブレンダーでも代用できますが、ミキサーは蓋付きなのが魅力です。正しく使えば、飛び散る心配がないので子どもが使いやすいんです。攪拌を始めるスタートボタンを押す係も子どもが好きな役割です。中に刃があるので、必ず大人の人が目を離さないようにしてお使いくださいね。

親子クッキングを始めた頃はミキサーを何度も使いました。娘と一緒に果物の皮をむいて、ミキサーにかけるだけでスムージーが完成。簡単な工程で完成するので達成感を得やすくて楽しいですよ。

②フードプロセッサー

食材を攪拌するという点では、ミキサーと似た調理器具です。ミキサーと違う点は、水分がなくても可動するところ。ミキサーはスムージーなどの液状の攪拌が得意ですが、フードプロセッサーなら水分がなくても大丈夫。だから、タマネギのみじん切りなど食材の下処理に使えます。包丁の扱いに慣れていない未就学児の場合は、フードプロセッサーが安心です。手で握って使うハンディタイプより据え置き型のものが安定します。操作するのが難しい場合は大人と協力すれば大丈夫。機種によっては菓子の生地をこねることもできます。

③スクレーパー

調理中に材料を分割したり、残りが少なくなったソースをかき集めたりするときに便利なグッズです。フライパンについた汚れをこそぎ取れるので、食器を洗うときにも役立ちます。調理用と食器洗い用の商品がありますが、どちらも柔らかい食材なら切ることができます。娘の場合、柔らかいバナナやクッキーの生地を切るときに使いました。未就学児の場合、包丁やナイフを使うのが心配……。でも、スクレーパーなら包丁よりは比較的安心です。次にステーキナイフを使ってゆで卵を切るなどステップアップするのも楽しいですよ。

④電子レンジ

電子レンジがあれば、火を使わずに加熱調理ができるので便利です。製品によってはオーブン機能やスチーム機能があり、未就学児でも挑戦できるレシピの幅が広がりますよ。電磁波の問題を心配する声がありますが、電子レンジは身近な家電です。「使えない」では子どもが将来困るのでは? と考えるので、わが家ではときどき電子レンジを使って親子クッキングに取り組んでいます。もちろん、電子レンジのほかに、茹でたり蒸したりする加熱手段があることも伝えていきます。

⑤オーブントースター

オーブントースタは、パンを焼くのに便利な調理器具です。クッキーやスコーンなどのお菓子を焼くのにも大活躍♪ オーブンがない場合でも、トースターで代用できる場合は多々あります。オーブンよりも安価な製品が多いので、気軽に親子クッキングを始めたい人はトースターがオススメです。操作が簡単な商品も多く子どもでも扱いやすい調理器具ですが、加熱を開始すると本体が熱くなるので火傷にご注意を。

長く使えるアイテムを揃えよう

台所で親子クッキング

子どもは新しい調理器具を購入すると喜んでくれるので、ついつい買い足したくなります。でも、子どもは成長します。未就学児だった子どもも、数年経てば小学生に……。小さい子どものために調理器具を購入しても、数年後には使わなくなって置き場に困って邪魔になることがあります。だから、親子クッキングのためだけに新しく調理器具を購入するのはもったいないかも。

調理器具を購入する費用を節約して、体にやさしい食材を買ったり、食卓を彩る食器にお金をかけたり。お金のかけどころはみんな違います。家庭に合わせて検討してくださいね。食の大切さを伝える方法はいろいろありますが、親子クッキングなら親子の思い出として子どもの心に残ると信じています。娘が作ったクッキーは粘土工作にみたいで愛らしい形をしていました。

未就学児との親子クッキングは準備や片付けが大変だし、ヒヤヒヤする場面が多い。でも、未就学児だからこそ作れる料理があるし、初めての経験のときに見せる表情、失敗したときの涙、完成したものを食べるときの笑顔……何もかも振りかえるとステキな瞬間です。ぜひ気軽に親子クッキングに挑戦してみてくださいね。

南條 ゆみ

大阪出身、東京在住。事務職を経てフリーランスライターの活動開始。食や健康の記事を担当するなかで、体にやさしい暮らしについて模索を始める。自身の体調不良と向き...

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