\脱保湿から1年/ 脱保湿による肌の変化などを経過報告(現在の写真付き)

やさしい暮らし

化粧水や乳液などの保湿剤を使わずに過ごす「脱保湿」を達成してから1年が経過しました。アトピー性皮膚炎と診断されたことはありませんが、敏感肌でストレスが肌に出やすいタイプ。唇の治療の際はステロイドを処方された経験もあります。

わたしの脱保湿は荒療治でした。当時、情報収集しないまま我流で進めていました。自分の経験と感覚で取り組んできたので苦労も多かったかもしれません。でも、後悔はありません。脱保湿達成から1年が経過した今、自分の肌を割と気に入っているからです。

今回は、脱保湿達成後の経過&成果を報告いたします。

※個人の見解です。脱保湿による効果には個人差がありますので自己責任のもと行ってください。
※以下、傷口の写真がございます。苦手な方はご注意ください。

脱保湿から1年経過するも傷跡は残っている

脱保湿達成から1年後の経過写真

この写真は、現在(2024年8月)の写真です。首に湿疹の痕がシミのように残ってしまいました。髪を下ろしていれば目立ちませんが、髪を結び明るいところで写真を撮ると目立ちます。でも、痒みは一切なく汗をかいても平気です。

偶然出会った脱保湿達成された方から「傷も少しずつ薄くなると思うよ」という温かいお声を頂き、前向きに過ごしています。幼少期から外見も内面もコンプレックスの塊だったわたし。数少ない自分のお気に入りは「デコルテ」でした。

小学生時代のクラシックバレエの様子

クラシックバレエを習っていた頃、デコルテが綺麗だったので衣装が映えました。自慢したことはありませんが、デコルテは自分の好きなパーツだったのです。だから、いつかは美しいデコルテを取り戻したいなと思っています。焦らず一歩ずつ進むのは脱保湿後も変わりません。

顔のシミが薄くなり、肌が呼吸しているのを感じる

基本的に化粧水も乳液もつけずに過ごしています。唇は潤いが欲しくて白色ワセリンを使用。肌のなかでも唇が一番ストレスの影響を受けるため、ときどきワセリンでカバーしています。でも、顔全体に関しては、保湿はしていません。ステロイド剤も使用していません。

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女性らしさを大切にしたいしオシャレも楽しみたいので、日中は目元を中心にポイントメイクだけ。湯や石鹸で落とせるコスメを選んで愛用しています。クレンジングに使われる界面活性剤は肌の負担なので可能な限り使いません。わたしが愛用しているコスメはこちらの記事で紹介しているので、ご興味ある方は覧くださいね。

顔全体にファンデーションを塗っていた頃は、肌が覆われている感覚があり息苦しかった。でも、今は肌が呼吸しているのを感じますし、顔自体が軽くなった気がします。汗をかいたときにタオルで顔を拭いても、メイクが落ちる心配が少ないのもポイント。気兼ねなく幼い娘に頬擦りできます(笑)

しかも、うれしいことにシミが少し薄くなっている気がするんです! 小学生の頃にソバカスができてコンプレックスだったので、少しでも薄くなると心が軽くなります。シミはたくさんありますし、第三者から見るとソバカスが目立つかもしれませんが、私にとっては大きな成果です。

塩を塗っても痛くない肌に回復

自然海塩を持つ女性

脱保湿中は水さえ刺激になるため、入浴を避けていてシャワーの頻度も落としていました。痒みが強すぎるときは塩をさっと塗って洗い流していましたが、傷口がしみて痛かった。にがりを薄めてケアしても激痛でした。

今では、塩を肌に乗せても痛くありません。むしろ、塩ケアの後のサッパリ感が心地いい。脱保湿によって肌がリセットされて、ここからが本当の塩ケアのスタートと感じています。脱保湿により滲出液や血液がたくさん流れて、肌のデトックスができたような気持ち。保湿をしない無垢(とまでは言えないけど)な肌で塩ケアを実践できることがうれしい!

なんと基礎化粧品代10,801円を節約!

脱保湿する以前は、化粧水(3,667円)、乳液(4,714円)、唇用美容液(2,420円)の基礎化粧品を毎日使っていました。これらを使わなくなったことで合計10,801円が節約できたのです。さらに、洗顔料や歯磨き粉も手放しました。スキンケアに塩やワセリンを使っているとはいえ、1万円以上の節約ができたことは家計にもプラスです。

「化粧水がなくなった! 買いに行かないと」と焦ることもない。旅行でも基礎化粧品を持って行かなくていい。肌が軽くなっただけでなく、お出かけの荷物も軽くなりました。旅行に行くときは塩を小さいタッパーに入れて持ち歩いています。スキンケアにも使えるし、うがい、歯磨きにも活用しています。

周囲の声が「心配 → 驚嘆」に変化した

脱保湿の肌の様子2023.04.14

この写真は脱保湿中で一番見た目が酷かった頃の写真です。首元はストールなどで隠していましたが、それでも見えてしまうボロボロの肌。友達からは「大丈夫? 何かあったの?」、娘の友達からは「○○ちゃんのママ、なんで傷だらけなの?」、家族からは「薬を塗ったら?」と心配の声ばかりでした。

そんな状況でも、私は脱保湿を継続する道を選びました。見た目は酷かったのですが、肌が呼吸しているのを感じたからです。痒すぎて夜も眠れない日もあったし、人の目が気になることもありましたが、ここで止めたくないと思ったのです。「乗り越えた先の景色を見てみたい」という想いが強かった。

そして、乗り越えた先に待っていたのは……

「え? あの傷を自力で治したの?」「本当に化粧水も乳液も塗ってないの?」「ノーファンデ、羨ましい!」などの周囲の声でした。心配の声が驚嘆に変わって、ちょっぴり得意げな気分に浸っています。「洗顔後、肌がつっぱらないの?」とよく質問されますが、基本は湯だけで洗い、コスメは湯で落とした後にワセリンを馴染ませてから洗うだけ。脱保湿を達成したおかげで、日々のスキンケアがかなり楽になりました。

何度も「病院に行けば?」と言われたけれど

家族からは何度も病院を勧められました。幼い娘はボロボロのわたしを見てショックだったかもしれませんが、どんなときでも「ママは可愛い」と励ましてくれました。脱保湿中に肯定的な言葉をかけてくれたのは娘だけ。一人で頑張り続けるのは大変なことです。わたしの場合、娘の存在が励みになりました。「肌が治ったら、○○に旅行しよう」なんて目標を二人で決めて頑張りました。脱保湿を達成した今、お出かけを楽しんでいます。

わたしは薬を否定しているのではありません。必要なときは使えばいいし、使うべきタイミングもあるでしょう。ただ、「薬や保湿剤を手放したい」と考えているなら、その願いが叶ったらいいなと思っています。わたしの体験談がそんな人の役に立てたら幸いです。

現在、脱保湿中の方はツラい時期かもしれませんが、楽しいことを見つけたり、体の小さな変化を喜んだり、少しでも前向きに過ごしてほしいです。そしてどうか無理のないように、体と相談しながら取り組んでくださいね。


南條 ゆみ

大阪出身、東京在住。事務職を経てフリーランスライターの活動開始。食や健康の記事を担当するなかで、体にやさしい暮らしについて模索を始める。自身の体調不良と向き...

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