【体験談】小児弱視の公立小学校就学前健診レポート

日差しの入る教室
やさしい暮らし

3歳から小児弱視の治療を始めた娘も小学生に。地域の公立小学校入学を控えた秋に、就学前健診(就学時健康診断)を受けました。

就学前健診とは、小学校入学予定の子どもを対象に行われる健康診断のことです。子どもの心身の健康や発達などを確認し、疾患や異常の早期発見・早期治療のために行われます。

地域によって就学前健診の様子は異なると思いますが、一例としてわが家の体験を紹介します。小児弱視治療中の未就学児さんの参考になれば幸いです。

ウェルシン アイパッチA2 ホワイト 幼児用 生地が選べるアイパッチ OMATO GLASSES 子供用メガネ

とくに準備は必要なく小学校就学前健診へ

小児弱視・矯正用眼鏡をかける女の子

最初に伝えたいことは「それほど肩に力を入れなくて大丈夫」ということ。娘の場合は、特別な準備をしなくてもスムーズに進みました。もし心配事があるなら、事前に眼科医に相談しておくと安心だと思います。

事前に小学校から渡された書類に必要事項を記入して持参。ほかの子と同じ準備物だけで特別な準備物はありませんでした。当日は普段使っている眼鏡を忘れないようにすればOK。娘についてはとくに心配事がなく、小児弱視の治療も安定していたので、眼科医に相談することなく小学校の就学前健診に臨みました。


小学校就学前健診の視力検査は手慣れたもの

視力検査と眼鏡

3歳から小児弱視の治療を受けてきた娘は、視力検査もスラスラ答えられていました。保護者と少し離れた場所で子どもが一人で健診を受けていたので、先生との会話は聞こえませんでしたが。トラブルもなく、スムーズに左右の視力をチェック。

視力検査のルールを知らない子どもよりも、視力検査に慣れている小児弱視の子のほうが視力検査は落ち着いて受けることができる印象でした。小児弱視の症状には個人差がありますが、眼科で視力検査を経験している子どもなら大丈夫だと思います。

小学校就学前健診で学校生活での影響をチェック!?

教室と黒板

正直、小児弱視のことで先生から話があると思っていたのですが、先生からもとくに話はありませんでした。事前に眼の項目に「治療中」とチェックをしていたからかもしれません。また、娘は眼鏡をかければ左右1.2の視力があり、黒板を使った授業に支障がないとみなされたのか……。

(眼鏡を着用して視力1.2という状況は、「小児弱視」を卒業したとも言えますが、娘の場合は経過観察ということで通院しています。)

学校生活に影響が出なる場合は、先生と相談があるかもしれません。小児弱視の治療は子どもによってペースが異なりますし、症状は人それぞれ。今後、娘の視力が下がる可能性もゼロではありません。子どもが快適な学校生活を送れるように、学校と家庭で協力したいものです。


小学校就学前検査の視力検査で小児弱視が発覚することも

視力検査

小学校就学前健診では、新たな小児弱視の子どもが見つかることがあります。これまで小児弱視の治療をしていない子が、小学校就学前健診の視力検査で注意喚起されることがあるのです。視力が弱かったり、左右差があったりすると眼科受診を勧められます。「まさか、うちの子が?」と思うかもしれませんが、早めの眼科受診をおすすめします。

娘は3歳の健診で小児弱視が発覚し、治療を開始しました。そのときも「まさか、うちの子が?」と半信半疑でしたが、眼科受診して本当に良かったと感じています。子どもの視神経の発達にはタイムリミットがあると聞きます。娘は3歳から治療をしていたおかげで、今の視力があると思います。気づいたタイミングに眼科で診てもらうのが大切と身をもって経験しました。

ウェルシン アイパッチA2 ホワイト 幼児用 生地が選べるアイパッチ OMATO GLASSES 子供用メガネ

小学校での小児弱視生徒の対応

教室

娘は出席番号順で並ぶと、教室の一番うしろの席。そして、視力検査をクリアしたからか、その順番通り一番うしろの席に座っています。小児弱視の治療中でも、眼鏡をかけて視力検査をクリアできたら、ほかの生徒との扱いはほとんど変わらないようです。

視力によって座席に配慮がされたり、地域によっては視力に課題のある子ども向けの学級に通えたり、いろんなサポート体制があるようです。子どもに合うサポート・サービスがあるか、調べてみてくださいね。

※小児弱視の治療は子どもによって異なります。症状もそれぞれですので、あくまで一つの体験談としてお読みください。
※就学前健診は地域や学校によって異なる場合がございます。心配な場合は、入学予定の学校にご相談くださいね。




海わたし編集部

大阪出身、東京在住。事務職を経てフリーランスライターの活動開始。食や健康の記事を担当するなかで、体にやさしい暮らしについて模索を始める。自身の体調不良と向き...

プロフィール
<

わたし愛用品

関連記事一覧