【体験談】子どもの「お尻が痒い」への対処は? 入浴頻度を減らしたら大正解でした

桃
やさしい暮らし

娘から「お尻が痒い」と言われて、少し様子を見ていたら小さな湿疹ができ始めました。痒くて搔いてしまい、ちょっとだけ血も……。わたしが子どものときも、お尻が痒くて眠れない日がありました。今回は、子どもがお尻を痒がったときの体験談を紹介します。




“秋~冬”にお尻が痒くなるなら乾燥が原因かも

枯葉をもつ落ち込んだ女性

わたしと娘の共通点は、秋や冬に肌が乾燥しやすいところ。お尻が痒くなるのも秋や冬が多かった。わたしたちの場合、肌の乾燥がお尻の痒さに関係しているのでは? と簡単に推測できました。

そこで、乾燥の原因肌への刺激を減らしていく方針でホームケアを開始。皮膚科には通わず、これまでの経験で対処することにしました。もちろん、症状が重度の場合は医師への相談が必要ですが、今回は軽度であること、生活に支障がないレベルだったので、自宅で観察しながらケアしました。

入浴頻度を落とすだけで、改善が見られた!?

シャワー

わたしたち親子は脱保湿が基本なので、普段は保湿剤を使っていません。保湿剤を使って肌を潤わせるのは簡単ですが、その前に肌を乾燥させる生活習慣を見直しました。

冬は温かい湯に入浴するのが心地いいですが、思い切って入浴をSTOP。シャワーだけで済ませました。夏と違い汗の量が少なかったので、外遊びしなかった日はシャワーすら休みました。その結果、肌に改善が見られたのです。湿疹が減って「痒い」と訴える頻度が激減しました。(汚れた箇所だけ洗うなど柔軟に対応しました。)


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入浴頻度を落とすことは、肌を労わること

子どもの肌

体温を上げるために、入浴は大切な行為です。ですが、熱い湯に長時間浸かること、その前後に体を洗うことが肌の負担になっているんだと実感しました。じっくり入浴して毛穴が開いてから洗えば汚れが落ちるでしょう。でも、汚れや皮脂を落としすぎることも問題なのかもしれません。

肌トラブルが起きると、丁寧にじっくりスキンケアする人が多いかもしれません。でも、思い切って「引き算」すれば改善に繋がることもあるのです。むしろ、毎日ゆっくり入浴したり、肌にクリームを塗ったりすることが肌のダメージになることがある。経過を観察しながら実感しました。

数回だけワセリンを使用して肌をカバー

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娘の状態ならワセリンを使わなくても大丈夫かなと考えていましたが、娘は不安そうにしていました。「このままで本当に良くなるのかな」「何かお薬を付けたほうが……」と顔を曇らせました。わたしは脱保湿をテーマに掲げていますが、保湿を完全否定しているのではありません。適宜使用してOKという考え方です。

体と心は繋がっているので、娘の不安は肌にも影響がでるかもしれないな。わたしもメンタルが落ちると肌が荒れがちです。娘の不安を軽くするためにワセリンを薄く塗ってあげました。娘はそれだけで安心した顔になりました。その後、ワセリンを使ったのは数日だけでした。


お尻が痒いときは刺激を与えないように

桃

娘は普段からオーガニックコットンを使用した下着を着用していたり、ふんてぃ(ふんどしパンツ)で鼠径部の摩擦を軽減したり、肌に負担をかけないように気をつけていました。それでも、乾燥してお尻が痒くなることがあるのです。これまで、下着などに配慮してなかった方はぜひ対策をしてほしいです。

お尻が痒くなる原因は乾燥だけとは限りません。いろんな原因があります。でも、家庭でできるケアのひとつに「入浴頻度を減らす」を頭に置いてほしいです。衣類や生活習慣を見直して、肌への刺激を減らすように工夫をしてみてくださいね。

自己判断が怖い場合は、信頼できる医師に相談してくださいね。ただ、お尻の診察は子どもにとっても恥ずかしいもの。わたしが子どもの頃、すごく嫌でした。個人的な考えではありますが、できるだけお尻の湿疹を防ぎ、痒みが出ても軽度のうちにケアできるのが理想。痒いと引っ掻き傷ができたり、夜に眠れなかったり、日常生活すら苦しくなります。自分でできることを少しずつ初めてくださいね。




南條 ゆみ

大阪出身、東京在住。事務職を経てフリーランスライターの活動開始。食や健康の記事を担当するなかで、体にやさしい暮らしについて模索を始める。自身の体調不良と向き...

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