脱保湿するなら…お風呂の頻度は? 湯の温度は? 何で洗う?
脱保湿を達成し、化粧水や乳液だけでなくファンデーションも手放しました。そんな生活を送っていると友達から質問されるようになりました。
「お風呂は毎日入っているの?」
脱保湿・脱ファンデを始めた頃は「それで肌が綺麗になるの?」と半信半疑だった友達も、わたしの肌を褒めてくれるようになり興味が湧いた様子。今回は、お風呂タイムをテーマにお話しします。
脱保湿で肌が不安定なときは入浴頻度を落とす
脱保湿に挑戦中だった頃、肌が湯で沁みるので入浴頻度はかなり低かった。湯には浸からずシャワーだけ。シャワーの頻度は3~4日に1回(1週間に1回の時期も)、シャンプー等は使わず汗を流す程度でした。肌への刺激が心配なだけでなく、滲出液を乾燥させたいという気持ちもありました。
でも、脱保湿を達成してからは「入りたい」と思った日に入浴します。体を温めることの大切さも知っているので、疲れを癒したいときや風邪ぎみのときは湯にも浸かります。風呂に入る元気がないときは、風呂をお休みしたり、シャワーだけでサクっと済ませたり、メイクだけ落として終わりにしたり。いろんな日があります。
毎日入浴する必要はありません。体と心が必要だと思った日に入ればいいと考えます。日本は四季があるため、夏は汗を流したくなるし、冬は体を温めたくなります。肌を傷めている人以外は心地よいペースで入浴してOKだと考えています。
脱保湿肌にやさしい湯の温度は34度~40度
37度以上の湯には石けんに相当する洗浄力があるそうです。洗髪でも洗顔でも、34度以下で十分だという意見もあります。34度以下のぬるま湯で洗えば、皮膚の乾燥を防げるんだとか。
でも、熱めのお湯が気持ちいい季節もあります。わが家は40度で設定して家族が心地良く使えるようにしました。今のところ40度でも皮膚の乾燥を感じませんが、それはボディソープやシャンプーを使っていないからでしょう。脱保湿と同じタイミングで湯シャン(シャンプーを使わず湯だけで頭を洗うこと)に切り替えたのです。
シャンプーを使うほどに毛髪と地肌は傷んでいく……
化粧品が肌を傷める原因のひとつが合成界面活性剤。合成界面活性剤はシャンプー、リンス、コンディショナー、ボディソープ、洗顔料、クレンジング剤などにも含まれています。そのため、丁寧に洗えば洗うほど髪も肌も傷んでいくのです。お湯だけで洗えば合成界面活性剤の影響を防げるため、わたしは湯で洗うことをおすすめしています。
シャンプー類を使わなくなると、体のべたつきが気になるかもしれません。そんな方は、純石けんで洗ってください。石けんは汚れを落とす力が強いので肌に刺激を与えてしまいますが、合成界面活性剤によるダメージよりはマシです。石けんでも不快感が残る場合は、シャンプー類を使ってOKです。ただし、シャンプー類を使う頻度を落とすことを目標にしてくださいね。
シャンプー類は頭皮だけの問題ではない
シャンプー、リンス、コンディショナーをやめたら、顔やデコルテや背中の肌荒れが改善した。というケースはよく聞きます。わたし自身、トリートメント剤をたっぷり使っていた頃は背中にブツブツがありました。シャンプー類は頭から体へ流れていきます。そのため、広い範囲の肌への影響が心配されているのです。額周りやデコルテや背中にニキビがある方は、シャンプー類が流れないように要注意です。
塩で頭皮マッサージして頭スッキリ
湯シャンばかりだと、頭を洗った気がしない。という方は塩を使った頭皮マッサージをお試しください。髪を濡らしたあとに地肌に塩を塗り、やさしくマッサージをするだけです。強くゴシゴシ擦らず、やさしく馴染ませるようにマッサージ。そのあと完全に流し切れば完了です。
塩を使えば、化学物質による刺激の心配がなく、髪の毛も傷みません。常在菌を残しつつ余分な皮脂を取り除きます。肌に傷がなければ、痛みもないはずです。試しに傷口に塩を塗ったことがありますが、大きなトラブルはありませんでした。心配な方は少量から挑戦してください。
入浴頻度は体と心と相談して決めよう!
湯シャンが上手くいかない人は、食生活などの生活習慣が乱れているケースが多いです。脂っこい食べ物ばかり食べていると、頭の皮脂も多いはず。新しい健康法にチャレンジする前に、現在のご自分を見つめ直してくださいね。そして、できるところから取り組んでいきましょう!
入浴頻度は体と心の状態を観察して決めればOKですが、人によっては入浴頻度よりもシャンプー類の見直しが先かもしれません。肌が荒れている人は、信頼できる医師に相談する道もあります。肌にやさしいバスタイムで、あなたが心地よく暮らせますように☆