オシャレでエコ! 古き良き日本文化「手ぬぐい」を活用すべき3つのメリット

3枚の手ぬぐい
やさしい暮らし

タオルも使いますが、わたしは「手ぬぐい派」です。タオルを使う頻度よりも手ぬぐいを使う頻度のほうが高い。脱保湿で肌が荒れたときにも手ぬぐいが役に立ちました。手ぬぐいには古くから伝わるだけの魅力があります。今回は手ぬぐいを活用する3つのメリットご紹介♪ タオル派の人にこそ読んでいただきたい内容です。

平安時代から現代まで愛される「手ぬぐい」とはどんな布?

洗面台と窓

手ぬぐいは、顔や手を洗った後の水を拭いたり、体を洗ったりするための木綿の平織りの布のことです。手ぬぐいの歴史は、「日本の織物の歴史」とも言われるほど長い。そのくらい古くから伝わる生活用品なのです。

平安時代、手ぬぐいは神事の際の装身具として使われていたそうです。貴重品だった手ぬぐいは、鎌倉時代になって少しずつ普及。江戸時代になると綿栽培が各地で行われたため、庶民にも手ぬぐいが定着したという説があります。

【手ぬぐいメリット①】かさばらない→乾きやすい→衛生的

洗濯バサミ

「手ぬぐい派」のなかには、「衛生的だから手ぬぐいを使い始めた」という人は少なくありません。手ぬぐいは薄手なので、タオルよりも乾燥しやすく衛生的。さらに、手ぬぐいは基本切りっぱなしで縁に縫い目がなく、縫製されている部分に水分が溜まらないのです。

水分を含んでいる状態が長く続くと雑菌が増えますが、手ぬぐいなら雑菌の繁殖を抑えられます。洗ったあとに臭いが発生しにくく快適な使い心地。タオルのような厚みがないため洗濯でもかさばらず、収納スペースも小さく済み便利というメリットもあります。旅行の持ち物にもおすすめです!

【手ぬぐいメリット②】好みのサイズに切って使うことができる

ハーフサイズに切った手ぬぐい

手ぬぐいは好きなサイズに手で裂くことができます。必要なサイズだけをコンパクトに使うことが可能なのです。わたしは手ぬぐいを半分サイズに裂いて、食器拭きやハンカチとして使っています。

江戸時代では、入浴時のタオル、おしめ、包帯として使われていたそうです。わたしは肌を保冷剤で冷やしたいとき、保冷剤を手ぬぐいで包みました。タオル程分厚くないので、ほどよく冷たさを感じられて心地よかったです。

手ぬぐいのほつれ経過

切りっぱなしの手ぬぐいは、端っこを縫ってないのでほつれます。しかし、ほつれを切っていれば、徐々にほつれが落ち着いてくるのでご安心を。少しずつほつれが減ってくるので気にせず使ってOKです。

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【手ぬぐいメリット③】多彩なデザインでインテリアやファッションにも◎

手ぬぐいをヘアバンドとして活用

手ぬぐいの魅力のひとつは、工芸品と呼ばれるほどのデザイン性の高さ。近年、手ぬぐいはインテリアとしても注目されています。壁掛け用のアイテムも販売されているほか、手ぬぐいを使った雑貨などの商品も増えています。わたし自身、季節の模様の手ぬぐいを部屋に飾っています。

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手ぬぐいを食器棚で活用

手ぬぐいほど繊細なデザインの表現はタオルでは難しいでしょう。色彩をハッキリと表現できる手ぬぐいは、ファッショやインテリアの演出にピッタリ☆ わが家では食器棚の中身を隠すために、手ぬぐいを食器棚の扉につけています。江戸時代では、マフラーのように首に巻くなどオシャレを演出するために活用されることもあったそうです。手ぬぐいを活用すればインテリアもファッションも楽しめます。

手ぬぐいは使うほど手に馴染むから愛着が湧く

3枚の手ぬぐい

使い始めのタオルのフワフワ感は格別です。でも、洗濯を繰り返すとゴワゴワしてきたり、弾力が失われたりして貧相に見えることも。一方、手ぬぐいは使うほどに味が出てきます。風合いが増して、生地が柔らかくやさしい肌触りに。手馴染みがいいので触って心地いいし、自分が育てたような気分になって愛着が増すんです。

たくさん使ってボロボロになってしまったら雑巾として使えます。機能性が高く環境にもやさしい手ぬぐいは、現代人にピッタリ! オシャレと快適性を両立できるので、ぜひ気軽に取り入れてみてください。







南條 ゆみ

大阪出身、東京在住。事務職を経てフリーランスライターの活動開始。食や健康の記事を担当するなかで、体にやさしい暮らしについて模索を始める。自身の体調不良と向き...

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