BPA(ビスフェノールA)が心配! BPAフリーのコップ&水筒で子育て ~離乳食期から幼児まで~

化学物質の心配が少ない安全性が高い自然派食器「iiwan」
やさしい暮らし

これまで、化学物質の不安が少ない食器離乳食期に揃えた調理器具などを紹介してきました。今回は、赤ちゃんから幼児にオススメのコップ&水筒をまとめました!

とくにBPA(ビスフェノールA)が含まれないBPAF(BPAフリー)商品が中心です。娘がコップ飲みをマスターするまでに使用した商品。ぜひチェックしてみてくださいね♪




赤ちゃんや幼児へのBPA(ビスフェノールA)の影響は大きい

赤ちゃんを抱えて座る女性

BPA(ビスフェノールA)は、プラスチックの原料として使用される物質です。洗浄や加熱によって、BPAの成分が流れ出ると心配されています。BPAは、体内に入ると甲状腺や精巣や卵巣に影響があると不安視されている物質。

とくに、体が小さく、成長段階の子どもはBPAの影響を受けやすい可能性があります。内蔵も未熟なのでBPAの排毒が、大人のようにはいきません。体で新しい細胞が作られている時期はとても大切。子どもの健やかな成長を願うなら、コップや水筒も吟味してくださいね。

ストローマグは使わず、コップ飲みを目指す

化学物質の心配が少ない安全性が高い自然派食器「iiwan」

娘が赤ちゃんの頃、ストローマグは使わない選択をしました。口元の発達面、ストローを清潔に保つ衛生面を考えたとき、「ストローマグにこだわる必要はないかな」と感じたからです。

周囲では圧倒的にストローマグが多い中、ちょっと「変わり者」と思われていたかもしれませんが、当時はストローマグでBPAフリーを探すより、コップのほうがBPAフリー商品が多かったという理由もあります。

娘はコップ飲みを早くマスターしてくれたので、外出先の飲み物にも困りませんでした。私は娘にストロー飲みは教えていませんが、娘は2歳くらいで自然と覚えました。ストローはおもちゃ感覚で子どもの好奇心を刺激してくれたようです。

最初のコップはBPAフリーの“お猪口”で十分!

お猪口

赤ちゃんがまだ自分でコップを持てない時期は、わたしがお猪口を持って娘の口元に添えてあげました。もちろんお酒ではなく、水を入れます。コップ替わりにお猪口を使用。最初から飲めるわけではありません。添えるポーズをとって慣れるところからスタートでした。

だから、コップは小さくて十分なんです。子ども用のコップでも大きいと感じたので、お猪口でいいや♪ と試してみたら、こぼれても少量で負担がなく便利でした。おうちにあったお猪口で済ませていましたが、小鉢のような小さな器でも良さそうです。

出かけるときは水筒ではなく、哺乳瓶に水を入れて持ち歩きました。わたしは母乳の出が悪かったので、哺乳瓶のお世話になっていました。そのため、娘も哺乳瓶は抵抗なく飲んでいました。中身を水にすり替えても、順応してくれて助かりました。

created by Rinker
¥6,247 (2025/12/31 10:38:59時点 楽天市場調べ-詳細)



幼児期のコップは、BPAフリーと耐久性を両立

幼児期に使っていたコップはiiwanシリーズとWowカップです。陶器製は食育面では、「食器を大切に扱う精神」が養われると思います。わが家も陶器製のコップを使用しています。でも、小さな子どもが、コップを落としてしまう場面をよく見るのも事実。

家事育児で忙しく、ずっと子どもをサポートできない……。そんなときは、プラスチック製のコップや水筒を使いました。できるだけ体にいいものを。たとえ化学物質をゼロにできなかったとしても、衛生面を保ちやすい構造の商品を選んでいました。

お出かけで持ち歩いていたのは、Wowカップです。一番左のシンプルなデザインのWow カップを使用。ストローではなく、「ふち」を吸うことで水が出てきます。360°どこから吸っても飲めるだけでなく、傾けても水がこぼれない優れものです。ただし、蓋が緩いと水が漏れてしまうことがあるのでご注意を。

最初はコツがいるので、子どもによっては向き不向きがあります。わが家では2本購入し、私が見本を見せつつ、娘に「一緒に使おう!」とプレゼントしました。2本購入したおかげで洗い替えにも使えて便利です。

入園時にBPAフリーのステンレス水筒を購入

入園時に揃えたのは、スケーターのステンレス水筒です。スケーターはBPAフリーの商品が多いですし、キャラクター系が豊富なのもうれしい♪ パーツも販売されているので長く使えます。赤ちゃんだった子どもも、だんだん好みが出てくる時期。子どもが楽しく幼稚園に通えるように、好きなキャラクターの水筒を購入しました。

お弁当もステンレス製を選んでいたので、ステンレス製の水筒で落ち着きました。小さな子どもは遊び盛りで、水筒を落としたりぶつけたり……。ステンレス製なら耐久性が高いので、ほかのお友達もステンレス製が多かったです。

コップ飲みを完全にマスターしたらナルゲンの水筒

ステンレス製の水筒は重たいのが欠点。その点、プラスチック製は軽くて便利です。小さな体で重たい荷物は大変なので、プラスチック製の水筒も活用しています。わが家が愛用しているのはナルゲン(nalgen)の水筒です。

ナルゲンの公式ホームページでは、「厳選された素材」「医療機器製造品質保証の国際基準を取得した認定自社工場」「純度の高いプラスティック」などの言葉が並んでいます。ビスフェノールA(BPA)ビスフェノールS(BPS)も不使用と明記されているので安心!

娘が左のピンクを愛用、私が右の白を愛用。ピンクの水筒はキャップの開閉に少しコツがあるので、それを乗り越えたら未就学児でもOK。わたしの白い水筒は構造がシンプルで洗うのがラク!水筒の種類が豊富なので、開閉しやすそうな水筒を探してくださいね。

エンバランス「オン ザ ゴー ボトル」も魅力的ですが、低温・高温に強く、食洗器もOKなナルゲンを選びました。(食洗器の熱風の吹き出し口のそばに置くのはNG)




BPAフリー商品を探すなら外国メーカーも視野に入れて

日本と世界の国旗

日本でもBPAフリー商品が増えてきていますが、それでも見つけるのが難しいときがあります。そんなときは、外国メーカーで商品を探してみてください。日本よりも外国のほうが規制が厳しいケースがあり、安全性の高い商品を販売していることがあります。

たとえばIKEAなどではBPAフリーの商品がたくさん販売されています。とくに子ども向け食器には配慮されているそうです。公式サイトに明記されていないので心配する人もいるかもしれませんが、問い合わせてみると回答してもらえると聞きました。

IKEAに限らず、気になるメーカーには問い合わせると正確な情報を得ることができます。口コミだけで判断が難しい場合は問い合わせるのも一つの手段だと思います。

BPAフリーのコップ&水筒を選ぶ難しさ

にがりをコップに注ぐ様子

ここ数年、BPAフリーの商品が増えたように実感しています。わたしは普段からBPAフリーの商品を使うことが多いですが、それでも難しいと思うのは「BPAの代わりに使用されている化学物質の安全性」をどう判断するか……です。BPAが不使用でも、ビスフェノールS(BPS)やビスフェノールF(BPF)などが使用されている場合があります。

体にやさしく暮らすって難しいなぁ。と日々いろいろ模索しながら暮らしています。メーカーの理念販売ショップのポリシーなどをチェックすると商品の方向性が見えることがあります。視野を広げてBPAフリーのコップ&水筒を探してみてくださいね♪




 

海わたし編集部

大阪出身、東京在住。事務職を経てフリーランスライターの活動開始。食や健康の記事を担当するなかで、体にやさしい暮らしについて模索を始める。自身の体調不良と向き...

プロフィール
<

わたし愛用品

関連記事一覧