【体験談】親知らず抜歯後の傷が痛い。食事できないほど痛む状態で塩水を飲んでみたら…?

友人が親知らずを抜きました。通常の親知らずよりもサイズが大きく、抜きづらい生え方……。抜歯は口腔外科の医師にお願いすることになったそうです。今回は、親知らず抜歯後に塩水を飲んでみた体験談をご紹介します。
※今回の体験談は効果を保証するものではありません。体質や症状は人によって異なります。不安な方は医師にご相談くださいね。
頬の腫れや傷の痛みなど…親知らず(1本)抜歯後の症状
友人はいつも通っている歯科医の方から「口腔外科」を勧められ、口腔外科の医師に1本の親知らずを抜いてもらいました。抜歯した側の頬が腫れ、傷が痛む状態。頬はやや熱を帯びているため冷やしていました。傷口は痛み、食べ物どころか水すら苦痛に感じるほど。医師から処方された薬を服用して過ごしていました。
「傷口が痛むから、食事は明日以降にする」と友人は言ったのですが、水分補給だけは欠かさないように伝えました。とくに塩分が不足すると体調を大きく崩す心配もあります。
一般的なスポーツドリンクは添加物が多いうえに砂糖も含むため、わが家ではオーガニックスポーツドリンクを愛飲。しかし、オーガニックスポーツドリンクが手元になかったため、塩水を勧めました。傷口がある場合はいろんな材料が混ざっているドリンクよりも、シンプルな塩水のほうが好ましいような気もします。
水だと染みる傷口も……塩水なら痛くない!?
食べ物どころか水が触れても痛む傷口でしたが、塩水を飲んだときは痛みがない。わたしの予想通りの結果でした。「傷口に塩を塗る」なんて言葉がありますが、わたしには傷口に塩を塗った経験が何度もあります。
このときの塩水の濃度は、約1%。人間の体液と似たような濃度にしているから、体との相性もいいと考えられています。海水と同じくらいの濃度(約3%)では痛みを感じるかもしれませんし、しょっぱくて水分補給には向かないでしょう。水の温度を人肌程度にすれば、より刺激を抑えることができますよ。使う塩は自然海塩がおすすめ! 自分で心地よい濃度で試してくださいね。
抜歯後の歯磨きに塩水という選択肢を!
傷口がなければ、塩をそのまま歯磨きに使用してもOKと考えていますが、抜歯後に塩をそのまま使うのは刺激が強いので避けたほうが無難です。やや濃いめの食塩水を作り、うがいをしてから歯をブラッシング。傷口の負担が心配な場合は、塩水の濃度を調整してくださいね。
江戸時代の日本人には、塩を使って歯磨きをしていたという歴史があるように、塩は歯磨き粉代わりに使うことができます。普段、わたしは歯を磨くとき歯磨き粉を使っていません。塩やニガリなどでデンタルケアしています。そんな生活を始めて数年が経過しますが、歯科医院での健診は今のところ問題なし。「歯磨き粉を使うべき」という先入観が覆りました。
そもそも、抜歯後に市販の歯磨き粉を使うことは傷口悪化をもたらす可能性も。市販の歯磨き粉には想像以上にいろんな化学物質が含まれています。多くの歯磨き粉には注意事項として「発疹、かゆみ等が現れた場合は使用を中止し、医師に相談する。目に入った時は、こすらずすぐに充分洗い流す」と記載されています。口腔内がデリケートな時期は、避けたほうが良いと感じる人は多いでしょう。
歴史でも実証されている塩と人間の相性
塩を使っても、薬と違って基本的に拒絶反応は起きないそうです。わたしたちは毎日塩を食べるし、塩水の汗をかき、塩水の涙や鼻水を出します。1897年には「血の代わり海水を注入しても生命を維持できる」ことが生理学者ルネ・カントンによって証明されました。
「水(精製水)を血液内に入れると人は命を落としますが、不思議なことに食塩水は血液と親和性があり、体に拒絶反応が起きることはない」という資料も読んだことがあります。塩には殺菌効果もあることから、塩は皮膚病に効果があると注目されています。わたし自身、唇やデリケートゾーンのケアに塩水を活用しました。
親知らずを抜いて傷口が痛むときは、食欲が出なかったり、食べたくても食べられなかったりするケースは多いと思います。そんなときでも、水分補給(塩分補給)をお忘れなく。ぜひ塩水を選択肢のひとつに加えてくださいね。
※今回の体験談は効果を保証するものではありません。体質や症状は人によって異なります。不安な方は医師にご相談くださいね。