子どもとビーチクリーン(海岸清掃)を楽しむ3つのコツ
海を美化するための海岸の清掃活動「ビーチクリーン」をご存じですか? 人間の暮らしが便利になった一方で、人間が原因で海がどんどん汚れていく……。そんな現実を少しでもよくしたいという気持ちをもつ人が増えつつあり、ゴミ問題に注目が集まっています。わたしは海を綺麗にすることを子どもに伝えたくて、ビーチクリーンイベントに親子で参加。今回は、子どもとビーチクリーンを楽しむコツを紹介します。
① 服装は普段着でOK☆ 子どもは長靴がおすすめ
ビーチクリーンは、特別な準備が必要ないので手軽に参加できます。服装は動きやすい服なら大丈夫。大人の場合、海水に浸からないならスニーカーで十分ゴミ拾いはできます。ただ、小さい子どもの場合は、長靴かサンダル、素足がおすすめです。大人と違い、勢いよく浜辺を歩くのでスニーカーに砂が入って作業が進まないんです。長靴なら砂が入りづらいし、多少濡れてもへっちゃらです。心配な場合は、お着替えがあるとより安心です。
② 清掃道具がなくてもビーチクリーンはできる
ビーチクリーンのイベントによっては、清掃道具の貸し出しを行っていることがあります。貸し出し用の清掃道具がないイベントに参加するときは、ゴミ袋を忘れずに持って行きましょう。軍手やトングがあれば便利ですが、なくても素手でゴミを拾えます。(素手で行う場合は、怪我にご注意ください)
周囲の人が清掃道具を使っているのを見ると、子どもは自分も欲しくなっちゃいます。なので、子どもには使いづらいかな~と思っても用意してあげると喜びます。娘は子ども用の軍手を喜んでつけてくれました。もちろん、清掃道具がなくてもOKです。道具を揃えなくても、気軽に参加してみてくださいね。
③ 成果にこだわらず楽しもう♪
大人は「参加するからには、たくさんゴミを拾いたい」と考えるかもしれませんが、子どもと一緒に参加するときは、成果にこだわらないほうが気楽です。遊び感覚で宝物探しのようにゴミを集められるときもありますが、子どもにとって海は絶好の遊び場。波を追いかけたり、砂遊びを始めたり。途中で遊びに脱線しちゃうことが多々なので、おおらかな気持ちで見守ります。
ビーチクリーンという活動があること。誰かのゴミを誰かが拾ってくれていることを知るだけでも価値があるんじゃないかな。清掃道具だけでなく、砂遊びの道具を持参しているファミリーもいらっしゃいます。普段遊ぶ公園よりも圧倒的に広い砂場で遊ぶ子どもはとても生き生きしています。子どもは遊び優先と割り切っちゃうのもありです。子どもが遊んでいる隣で大人がビーチクリーンをする様子をよく見かけます。
ビーチクリーンは思い立ったときにできる身近なエコ活動
いろんな海岸でビーチクリーンのイベントが開催されています。イベントに参加するメリットは、清掃道具やゴミ袋を貸してもらえることがある、ゴミの分類など勉強になる、人との交流があり楽しい、などいろいろあります。
でも、ビーチクリーンはイベントに参加しなくても、個人で簡単にできます。ペットボトルをひとつ拾うだけでも、ほんの数分ゴミ拾いするだけでもビーチクリーンなんです。海岸を歩いて見つけたゴミを拾う、ちょっとした心がけで海のゴミが減ります。海を汚しているのは人間にもかかわらず、「汚い海より綺麗な海のほうがいい」と多くの人が思っているのではないでしょうか? ビーチクリーンは気軽にできるので、ぜひ多くの人に取り組んでほしいです。