【タイプ別】 自分のペースで脱保湿を叶えよう! ~脱保湿に導く④つの方法~
保湿剤に頼らないスキンケアを目指す「脱保湿」。興味はあるけど、いきなり保湿剤を断つのはハードルが高いかも……と感じている方に、ライフスタイルのタイプ別に脱保湿の取り組む4つの方法を紹介します。自分のタイプに合わせて脱保湿を目指してくださいね。
①しっかりメイク派の方は【休日だけ】脱保湿
お仕事柄しっかりメイクをしている方、メイクをするのが好きな方は【休日だけ】脱保湿するのがおすすめ。毎日クレンジング剤を使ってメイクを落としている方は、いきなり保湿剤をすべて断つのはリスクが高いと考えられています。脱保湿では自分の肌から分泌される皮脂などで肌の潤いをキープします。しかし、クレンジング剤を使うとコスメと一緒に肌の皮脂まで落としてしまうので、どうしても肌ダメージを避けられず脱保湿すると肌が荒れることに……。
可能なら石けんや湯だけで落とせるナチュラル系コスメに切り替えて、肌ダメージを軽減させてほしい。でも、今の化粧品から切り替えるのが難しい場合は、休日だけノーメイクもしくはナチュラル系メイクにして肌を休ませます。
石けんや湯で落ちるナチュラル系コスメならクレンジング剤を使用する必要がなくなるので、保湿もお休みできるという考え方です。肌の乾燥が心配なときはワセリンでカバーしてくださいね。クレンジング剤を使用している間は、完全な脱保湿は難しいと思うので、脱保湿を目指す方はコスメ選びの見直が必須です。
②ナチュラルコスメ派の方は【夜だけ】脱保湿
石けんや湯で落ちるナチュラル系コスメを使ってメイクをしている人は、クレンジング剤を使う必要はありません。保湿剤を使わない脱保湿に取り組みやすい状況と言えます。しかし、一般的な化粧水や乳液にも合成界面活性剤が使われていることが多いので、肌にダメージが蓄積されている可能性があります。
脱保湿の乾燥に耐えられるか心配な場合は、夜だけ脱保湿にしてみてください。朝は通常のスキンケアで大丈夫です。できるならワセリンだけでケアしてほしいですが、ライフスタイルを変えることに抵抗を感じる場合は、これまで通りで構いません。化粧品に頼る頻度を減らしつつ、夜眠っているうちに皮脂を分泌する力を育みます。慣れてきたら、朝も脱保湿の日を増やしていけば脱保湿に近づきます。
③シンプルスキンケアに慣れている方は【ワセリンだけ使用する】脱保湿
普段から薄めのメイクをしている、スキンケアは1日1回だけ、美容液等は使わず化粧水だけでスキンケアしている……などなどシンプルなスキンケアに慣れている方は、今日から脱保湿にチャレンジしてみてください。使用する保湿剤はワセリンだけにして、さらにシンプルなスキンケアを習慣づけます。
ワセリンだけのスキンケアに慣れてきたら、ワセリンを使用する頻度を落とします。ワセリンは肌が荒れてきたときだけ、荒れている箇所に薄くワセリンを塗ります。最終的にワセリンがなくても生活に支障がなければ脱保湿達成です。
④早く効果を感じたい方は【すべての基礎化粧品を断つ】脱保湿
脱保湿をするぞ! と決めた日からすべての基礎化粧品を断ち、保湿をやめる方法です。わたしはこの方法で脱保湿に挑戦し、一時的に肌ダメージを受け大変な思いをしました。しかし、脱保湿を早く達成したいなら、この方法がおすすめです。変化が大きいだけに、肌感の違いにも気づきやすい♪
人によっては、湿疹、滲出液、落屑、出血があるかもしれません。わたしは症状が酷くても基本的に保湿剤は使いませんでした。塩やニガリで痒みを抑える、ワセリンを薄く塗る程度のケアで乗り切ります。肌トラブルが解決し、保湿剤を使わなくても健康的な肌をキープできたら、脱保湿達成といえそうです。
脱保湿達成までにかかる期間は?
脱保湿を達成するまでに1週間かかる人がいれば、10年以上かかる人もいらっしゃいます。早く達成したいなら【④すべての基礎化粧品を断つ】を選び、ゆっくりでいいからダメージ少なく脱保湿したい人は【①休日だけ脱保湿】から②→③→④とレベルアップする方法で進めてみてください。
わたしの場合は、④でも約1年かかりました。早く脱保湿に達成したい理由がないなら、しっかり準備をしてから脱保湿に挑戦することをおすすめします。わたしは、準備をしなかったのでダメージが大きかったし、肌トラブルに戸惑いました。
脱保湿中に使っていい保湿剤はワセリンだけ
脱保湿中に肌が荒れたり痒くなったりしたら、ワセリンを薄く塗るようにしてください。ワセリンに頼っているうちは脱保湿とは言えませんが、一般的な保湿剤に比べたらワセリンは肌への影響が少ないのです。滲出液が溢れてきて困ったときは、竹布のガーゼ「守布」もおすすめです。
脱保湿に挑戦中、多少の肌トラブルはあると思います。なので繁忙期などの忙しいタイミングは避けたほうが無難ですし、休暇のタイミングに始めると気持ちが楽になります。現在、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患がある方は、医師と相談しながら行うと安心です。まだ少数派ですが脱保湿に理解のある医師もいらっしゃいます。
体質やライフスタイルに合わせて脱保湿に取り組もう!
今回、4タイプの脱保湿スタイルを紹介しました。しかし、人は一人ひとり体質が異なります。今回紹介した4つに縛られることなく、自分の肌と相談して脱保湿に挑戦してほしいなと思います。焦りは禁物です。いつか達成できるという前向きな気持ちでお過ごしくださいね。
脱保湿達成しても、冬季に肌が乾燥して湿疹ができることも。体調と同じで肌にも波があります。とくに脱保湿達成後の数年は肌の波に注意してください。だんだん自分の肌の傾向が見えてきて、対処も慣れてきます。最初の年よりも楽になることが多いので、ゆったり構えてくださいね。あなたが明るい気持ちで脱保湿に挑戦できますように。
参考文献