夏に保湿を卒業! 脱保湿を始めるなら“夏”がオススメの5つの理由

もし保湿剤に頼らないスキンケア「脱保湿」に興味があるなら、この夏から始めてみませんか? 寒くて乾燥する冬、季節の変わり目の春や秋よりも“夏”がオススメです。
今回は、ほかの季節にはない夏に脱保湿を始めるメリットをお伝えします。注意ポイントも解説しているので、ぜひ最後までご一読いただき脱保湿の参考にしてもらえたら幸いです。
①湿度が高いので保湿剤を減らしやすい
脱保湿は保湿剤に頼らないスキンケアのこと。これまで保湿剤を使って丁寧にスキンケアをしてきた人が脱保湿に挑戦すると、肌の乾燥を強く感じます。肌がつっぱるだけでなく、粉が吹いたり、湿疹ができたり肌トラブルが起きることもあります。
空気が乾燥する冬は、初めて脱保湿に挑戦する人にとっては苦しい季節です。脱保湿3年目のわたしでも、今だに冬は乾燥を感じたり痒くなったりすることがあります。脱保湿に初挑戦するなら、湿度の高い夏のほうが始めやすいと思います。
②汗や皮脂が多く、保湿剤に頼らなくても乾燥を抑えられる
脱保湿は保湿剤に頼らず、自分の肌から分泌される汗や皮脂で肌の潤いを保つことを目指します。つまり、保湿剤が必要なくなるように肌力を高めるということ。汗や皮脂が保湿剤の代わりとなって、肌を健やかな状態を保ってくれるのです。
夏は気温が高いため、汗をかきやすい季節です。運動しない人や室内で過ごす時間が多い人は、汗をかく習慣がないかもしれません。それでも、夏はほかの季節よりも汗をかきやすいので、汗で肌を覆うことができるのです。シャワーで適度に洗い流して清潔を保ちながら、汗と付き合っていきましょう。
③気温が高いので、水で肌を流しやすい
脱保湿のポイントの1つに、湯で洗ったあとに水(ぬるま湯)で肌を引き締めると◎と考えられています。寒い季節は水を使うのはつらいと感じる人は多いと思いますが、夏なら負担が軽くなります。それどころか、心地よく感じる人もいらっしゃいます。
冬は熱めの湯に浸かりたくなりますが、熱い湯は肌への刺激に繋がります。夏なら少し温度を下げても気になりません。長時間の入浴も肌への負担に繋がるので、短時間で済ませたほうが安心です。わたしが脱保湿の肌トラブルで大変な時期はシャワーだけで済ませていました。
④薄着なので肌への摩擦を軽減できる
脱保湿で肌の乾燥を感じたり、痒みを感じたり。そんなときは服の摩擦が大きなストレスになります。布が肌に触れるだけで痛みや痒みがある、搔きむしったせいで滲出液が出る。夏なら薄着なので、肌の摩擦を抑えることができます。
もちろん「服を着ているほうがいい」と言う人もいます。肌が痒くなったときに、爪で搔きむしるのを防止するためにも服が役に立つ場合があります。大切なのは自分にとって負担が軽くなるかどうかです。それでも冬の厚着や化学繊維(フリース素材など)の着用はオススメできません。静電気が肌ストレスになるからです。
⑤夏休みなど連休があるので、脱保湿に取り組みやすい
脱保湿に挑戦しよう! とスキンケア方法をガラリと変えると、慣れない習慣に疲れるかもしれません。夏休みや連休がある時期に脱保湿開始すれば、肌トラブルに備えることができます。さらに、自分自身が脱保湿に慣れることができるので、スムーズにスキンケア方法を切り替えられるんです。
いきなり全ての保湿をストップすると、肌トラブルが起こりやすいので、心配な人は少しずつ脱保湿に切り替えてくださいね。保湿剤だけでなく、コスメ、シャンプー、ボディーソープなどの見直しから始めるのも良いと思います。大型連休中に身の回りの化粧品を吟味してはいかがでしょうか?
【注意点】紫外線対策、日焼け止めの多用に気をつけて
脱保湿を開始するなら“夏”がオススメですが、夏だからこその注意ポイントもあります。それは「紫外線」「日焼け」です。市販されている日焼け止めのほとんどには合成界面活性剤をはじめ多くの化学物質が含まれます。日焼け止めを塗りたくなる季節ですが、使用の際は肌への刺激を考慮すべきです。
日常的に使うなら、ワセリンベースの日焼け止めを選ぶか、石鹸や湯で落とせる日焼け止めを選んでくださいね。ワセリンベースの日焼け止めは手に入りにくいので、わたしは石鹸で落とせるタイプの日焼け止めを使っています。短時間の外出なら日焼け止めを塗らず、帽子や日傘などで対策したほうが肌にやさしいです。
この夏、脱保湿でシンプルスキンケアを始めよう!
脱保湿に興味はあるけど……と躊躇している人は、ぜひ夏に少し保湿剤を減らすところから始めてみませんか? 最初から全ての保湿剤を卒業する必要はありません。保湿剤を断つと効果を早く実感できますが、乾燥に肌が耐えられず痒くなる場合もあるからです。
脱保湿はどの季節に始めても大丈夫ですが、乾燥が心配なら夏から試すのがオススメです。すでに肌トラブルで悩んでいる人は無理せずに、信頼できる医師に相談しつつ肌の様子を観察してくださいね。