素材から考える「子どもに安全な弁当箱」とは? 1番人気はステンレス製の弁当箱でした!

子どもが保育園・幼稚園・学校に持っていく弁当箱、どんな基準で選んでいますか? デザイン? 丈夫さ? 洗いやすさ? 軽さ? いろんな考え方がありますが、今回は体に安全か、毒性はないかを素材から弁当箱を考えてみます。
1番人気はステンレス製の弁当箱
![]() お弁当箱 15cm |
![]() 弁当箱 16cm |
![]() 弁当箱 丸型 12cm |
![]() 弁当箱 16cm ストッカー付 |
![]() インナートレー付き弁当箱12cm |
![]() 弁当箱 縦型 |
わたしの周囲で愛用者が多いのがステンレス製の弁当箱です。なかには直火で温められるくらい熱に強く、丈夫なのがうれしい。幼稚園に通っているとき、保温庫で温めるので「アルミニウム製」を指定されたことがありましたが、アルミニウム製は心配だったのでステンレス製を選ぶ。という人も多いです。
ステンレスは錆びにくく、体への害も少ないと人気です。食洗器対応の弁当箱を選べば洗うのも簡単。ただし、電子レンジでの温めにはNG。電子レンジを利用する人は避けてくださいね。アルミニウム製に比べると重たいですが、娘は3歳からステンレス製を愛用しています。
ナチュラル素材が可愛い! 木製・竹製のお弁当箱
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曲げわっぱを中心に、木製や竹製などの自然素材を使った弁当箱も人気です。見た目が可愛いので写真映えも◎です。食器洗い乾燥機に対応していない弁当箱が多いので、メンテナンス情報をしっかり確認。家事・育児・仕事などで忙しいなら、食器洗い乾燥機対応のアグニーのシリーズがおすすめです。サイズもデザインもさまざまなので選ぶのが楽しい♪
木製や竹製食器のなかには、塗装がされていない「無塗装」の究極の自然派弁当箱があります。化学物質を使っていないため、健康的なイメージがあります。しかし、無塗装の場合は、自宅でのメンテナンスが大変な弁当箱がほとんどです。弁当箱を洗うたびに油を塗るという手間を面倒と思わない方ならOKですが、忙しい人には不向きな印象です。
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塗装されている弁当箱のほうが、日々の手入れが簡単です。わたしが愛用している木製食器は塗装アリのものばかり。大切なのは素材の木や竹、塗料の質だと考えています。購入を検討している弁当箱のメーカーのサイトで「素材」「塗料」についての配慮が記載されているかを要チェック! とくに記載されていない場合は、「素材や塗料にこだわっていない」ということかも。厳選した素材や塗料で作られている弁当箱を選びましょう。
神経系への影響が心配なアルミウム製
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以前からアルミウムが体に悪い影響するのでは? と心配されていました。賛否両論ありますがアルミニウムの体への影響は多かれ少なかれあると考えています。アルミニウムを含む薬には、腎臓がうまく働かない人への注意喚起の表記がありますし、アルミニウムは体の負担になるようです。
学校によっては冬期は保温庫で温める場合があるので「アルミニウム製弁当箱」を推奨されるときがあります。娘が通う幼稚園では「ステンレス製弁当箱」でもとくに問題なく過ごせました。アルミウム製のほうがデザイン豊富なので、軽さとデザインで選びたいならアルミニウム製もひとつの選択肢になりそうです。ただし、電子レンジで温められないのでご注意を。
プラスチック製ならBPAフリーがオススメ
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プラスチック製弁当箱の魅力は、扱いやすさとデザインの多さ。さらに安価なので買い替えのときも経済的です。ただし、BPA(ビスフェノールA)をはじめ、たくさんの化学物質が使われています。プラスチック単体ならそれほど害がなくても、着色し耐熱性をもたせ、形を加工したりしているうちに化学物質が増えていく……。その影響がお弁当を通じて体に入ってくると心配されています。
「BPA不使用(BPAフリー)」と表示されているプラスチック製弁当箱を探せば、化学物質に配慮された弁当箱を選ぶことができます。最近ではBPA不使用の商品が増えてきました。しかし、BPAの代替品が何なのか、代替品は安全なのか……。わが家にもプラスチック製食器はありますが、消費者には見えない部分があることを認識して選んでいます。
体にやさしい弁当箱を永く使う選択を
保育園・幼稚園・学校で使う弁当箱は、場合によっては、ほぼ毎日数年間使用します。その使用頻度は計算すると大きな数字になります。それだけ、弁当箱が子どもに与える影響は大きいのです。
「子どもに楽しいランチタイムを」と思うと、子どもの好きなキャラクター、素敵なデザインで選びたくなる気持ちもありますが、わたしは体にやさしい弁当箱を永く使う選択をしました。娘の場合、3歳からステンレス製弁当箱なので、当たり前のようにステンレス製を使っています。同級生みたいに可愛い弁当箱ではありませんが、「大人みたいでうれしい」と言っていました。
子どもが使う場合、すぐに壊れたり飽きたりするかもしれない……。と安価な弁当箱を選びたくなりますが、「体にやさしい」という視点で選ぶことも大切と考えます。お弁当箱選びに迷っている方は、ぜひデザイン、機能性、価格に加えて「健康的」という要素を含めて考えてほしいです。