敏感肌でも続けられる♪ 化学物質が心配なら「塩」をスキンケアに活用しよう

塩とスプーン

わたしは、をスキンケアに活用しています。長い間酷い皮膚炎が続き、複数の病院で診てもらいました。診断結果は医師によって異なりましたが、「ステロイドを使いましょう」という提案は同じでした。

最初は仕方がないとステロイドを使用していましたが、使用したときは症状を抑えられても、しばらくすると再度症状があらわれる。長期間この症状を繰りかえしたとき、ステロイドや化学物質をずっと肌に塗り続けることに疑問をもちました。そんなときに出合ったのが「塩」でした。今回は、塩をスキンケアに活用するメリットをご紹介します。

ほぼ副作用がない安心素材「塩」

何年も肌荒れに悩んでいたので、いろんなスキンケア用品を試しましたが成果がでませんでした。でも、塩を使い始めてから肌荒れが落ち着きました。しかも、薬と違って基本的には人間は塩に拒絶反応を起こさないそうです。

私たちは毎日塩を食べるし、塩水の汗をかき塩水の涙や鼻水を出す。体に不可欠な塩なら、肌に塗っても安全だと思いました。最後に塩をちゃんと洗い流せば、大きな心配はなさそうです。私にとって「安心して使い続けることができる」のは大きなメリットでした。

浸透圧でデトックスすれば気分爽快

料理をするとき、キュウリに塩をすり込むと余分な水分が出てきます。魚や肉に塗るとヌメリがとれます。これは塩による浸透圧によるものです。肌に使っても同じような効果が期待できます。塩や飽和食塩水を肌に塗ると、塩の浸透圧によって汗が出て毛穴の汚れがスッキリするのです。

浸透圧はアルコールや砂糖でも見られますが、同じ濃度で比較すると塩は圧倒的に大きな浸透圧をもつとされています。必要以上に皮脂を取り除かないし、必要な常在菌を残してくれるのは魅力もあります。空調が整った環境や運動不足が理由で、汗をかく機会が減っている現代人。塩を使うことで、汗をかくという肌本来の力を取り戻すことに繋がります。

低コストだから長く続けられる

いろんな健康法がありますが、費用がかかったり面倒だったりすると続きません。その点、塩は高価なものもありますが、家庭に馴染み深い食品です。品質を求めればお金がかかりますが、私は「自然塩ならば良し」と考えています。

いろんな自然塩を試して、自分が心地よいと思う塩を探してみてください。普段使いはこの塩、特別な日はあの塩……。経済的に負担がかかると長く続けられないので、金額と品質を自分で見極めることが大切だと思います。肌の変化には少し時間がかかるので、続けないともったいない。

精製塩でスキンケアはNG

塩の選び方について注意すること。それは「精製塩はNG」ということ。準備する塩は、食用で粒が大きくなく添加物不使用なもの。粒が大きいと飽和食塩水を作るときに溶かしにくいのです。肌に塗るときに負担がかかる場合があります。

自然塩なら添加物が含まれていません。精製塩の原料も自然塩と同じく海塩や岩塩なのですが、精製されることで含まれていたミネラルが消えてしまいます。そして、精製段階に添加物が使用されるので要注意。化学物質の刺激を避けるためにも自然塩を使いましょう。

塩を使ってシンプルにスキンケア

塩は頭をはじめ全身に使えます。そのため、塩を上手に使えるようになると、シャンプーやボディーソープが切れたって平気になります。「塩で代用できるからいっか」と思えるんです。むしろ、シャンプーやボディーソープが要らなくなります。

塩は、肌にやさしいので毎日使うのが好ましいです。とくに敏感肌の人や、肌のトラブルで悩んでいる人は毎日塩でケアするのがおすすめ。でも、お気に入りのスキンケア用品を使いたい! という気持ちもわかります。だから、自分の気持ちに寄り添いながら選んでほしい。化学物質たっぷりのスキンケア用品は心配ですが、塩でスキンケアをしつつ楽しくケア。塩という選択肢を知っていることは、健やかで美しく暮らすことに繋がるはずです。

参考文献

南條 ゆみ

大阪出身、東京在住。事務職を経てフリーランスライターの活動開始。食や健康の記事を担当するなかで、体にやさしい暮らしについて模索を始める。自身の体調不良と向き...

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